2014〜2015の二期にわたるアニメ化により爆発的なブームを呼んだ「東京喰種」。
東京喰種トーキョーグール[編集]
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延る東京。上井大学に通う青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、鉄骨の落下により捕食は免れる。しかしその後、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。
奇才石田スイによる作画・原作。
最強の週刊誌(中野の主観です)ヤングジャンプで2011年から連載されている本作品ですが、2014年から続編「re:」として二部という扱いで連載中。
※一部最終回は主人公の死亡を思わせる描写、メインキャラクターが殆ど全滅、最終頁に主人公の生存と続編を思わせる隠しテキストが模様として紛れこむ等、大きな論争を呼んだ。
東京喰種未読の方は是非今からでもご覧ください。オススメです。
また、読んだけどよくわからない方には東京喰種wikiページを。非常によくまとまっていて更新頻度も高い優良ページです。漫画のwikiでここまでクオリティ高いのは珍しいですよ。
さて、そんな「東京喰種:re」の中で最近異彩を放っているのが「喰種」を駆逐する国家機関「喰種対策局(通称CCG)」の一等捜査官(上から四つ目くらいの役職)「旧多二福(ふるたにむら)」氏。
初登場は単行本4巻 33話「抱く書」
顔がツギハギだらけの「キジマ式準特等」の部下として登場。
初登場(ではないのだけど。※後述)シーン。
「失礼します…」が初セリフ。明らかに濃いキャラのキジマのインパクトで旧多氏のことなんか印象に残らない。
しかし、わざとらしい位に、あまりにもモブっぽい彼はこの週から既に2ちゃん民やまとめ民によってその正体が怪しまれていた。
初登場翌々週には囮役といういかにもモブっぽい役割をこなす旧多氏
さて、ここで一つ東京喰種ファンの間で議論が起きました。
この横顔が第一部(通称無印)で既に登場していたという事が特定されたのです。
「東京喰種」12巻より
本作のヒロイン「霧嶋 董香」が進学志望大学の上井大学(モデルは原作だと青山学院、アニメだと立教大学説が濃厚)で当時行方不明だった主人公の「金木研」の後ろ姿と勘違いし声を掛けたのが旧多氏。
ストーリーテリングと伏線の張り方に定評のある石田スイ先生が意味もなく登場させるはずはない、とネット上で大きな話題になりました。
…と、旧多二福の登場からその伏線を紹介して、今回は終わり!
次回後半は旧多のサイコパスな魅力と、その正体の考察してみようと思います。東京喰種クラスタは次回までに簡単に読み直していただければと思います!
【お詫び】今回の写真は愛ゆえに全て中野が家の単行本を写メりました。
お見苦しい写真と思いますがご容赦ください。
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