まずは「ToLOVEる-とらぶる-ダークネス」のガチャのレア排出率をご覧ください
Mobageが提供しているスマホ用ソーシャルゲーム「ToLOVEる-とらぶる-ダークネス」のガチャのレア排出率が、「マジやべぇ」と話題になっています。最高位の「GOD」ランクカードが、単体だと「0.00083%」というちょっとよく分からない単位です。
見たことのない単位なので何とも言えないのですが、”出ない”ということだけはよく分かります。まあ、正直に確率を公開しているのは、大変良いことですね。正直ならそれでいいのかという気もしますが。ちなみにこの数字は各カード単体での排出率であり、GODランクのカード全体だと「0.005%」となります。
GODカードを1枚出すだけでもすさまじい額の課金が必要になりそうですが、狙ったカードを出そうと思ったらいくらかかるのでしょうか。家が建ちかねません。それだけ課金して手に入るものが、電子カード。まるでこのカードそのものが風刺画のようです。
ただし、確定でGODカードが出てくる「目玉ガチャチケ」なるものが存在していますので、一応まともに手に入れる方法は用意されているもよう。大量に課金して出すものではないのかもしれません。
何かと問題になりやすいガチャですが、このゲームに関しては問題になることはなさそうです。誰も狙って出そうとはしないでしょうから……。
http://www.mbga.jp/_game_intro?game_id=12017139
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1601/07/news139.html
煽りや詐欺がちらつくソシャゲ界隈
ガチャの確率について、誤表記の場合は詐欺罪などが適用されます。また、事実よりも多くでそうな表記をした場合は、不当表示防止法などが適用されます。ガチャ問題は、プログラムの中身をユーザーが見れないことをいいことに、拝金主義な運営者が確率を操作・隠匿することです。
しかし、現実的に前述のToLOVEるの0.00083%という数字は公表したところでどうなのだろう…。宝くじの当たる確率が1000万分の1(0.0000001)なので、宝くじよりも8倍も高い!と言われるとさすがにぐうの音も出ません。
運営側が、もし「このゲーム内で1人くらいは出るように」この確率を設定するのであれば、古くからオンラインゲームに定着しているユニークアイテム(1人のユーザーしか所有することができないアイテム)であれば問題ないはずです。
ガチャ問題について私が思う問題点は運営の都合によって、確率操作が可能であるということ。もうひとつ、出現確率というのは時には運次第と思うかもしれないけど、コンピュータでランダムは作れないのです。そこにはなんらかしらの規則性だとか出現偏差が生まれるものです。
宝くじみたいに”的当てですぽーんと当たった人が当選!”というやり方であれば、「一定の規則にしたがった確率」というのが目視できるため安心できます。カードゲームのレアカードだったら、「こういう印刷順序でこういう順番で封入される」というのが解析されたりしますよね。封入確率というのは、嘘を言わなければ実証できます。totoとかだったら、勝敗はそのチームの強さから判定されるので、これも一定の確率の偏りを推測できます。
「偏りを推測できない状態にある」
このあたりがガチャ問題のグレーゾーンかなと思います。
さいごに
結局どんなゲームもビジネスとして作られたものは、いきつく先は金ということになるわけです。ゲームを作っているほうが「金を儲けよう」として作ったゲームを楽しく課金できているのであれば、私はそれでいいんじゃないかなと思います。程度の差はありますが、「ゲーム会社はおもしろいゲームを作ることが目的」だと思っているユーザーにとっては、意識の違いが問題かなと。
きれいごとはいいから「私たちは、まずは儲け、そのあと余力で社会貢献したいです!」と言えば、みんなも納得するんじゃないでしょうかね(^o^)