こんにちは!Article coneQtのおふざけ担当・天照ひかるです。
世の中には様々な種類の仕事がありますが、飲食や宿泊・各種サービス等、
お客様と直接関わる『接客業』は特にメンタルの強さが要求されます。
相手が生身の人間なわけですから、心温まる触れ合いがある一方で、
理不尽なクレームや予想外の言動に戸惑うことも多々あることでしょう。
そういったストレスで仕事を辞めたいという話は周りでもよく聞きますし、
実際に我慢に我慢を重ねている方は沢山いるのではないでしょうか?
そんな辛い現実を何とか生き抜いている方たちにこそ読んで頂きたいのが、
『ニーチェ先生~コンビニにさとり世代の新人が舞い降りた~』です。
ドラマ化もされた話題作なので、もうチェック済みの方も多いかとは思いますが、
連勤続きでそんな暇ねぇよ……とお疲れのアナタの為、簡単に本作の魅力をご紹介!
Twitterでの呟きから漫画化→ドラマ化。150万部突破の人気作!
『ニーチェ先生』は原作:松駒さんによるTwitterのまとめが元ネタになっており、
コミックは現在1巻~5巻まで発売中。累計150万部を突破した大人気作です。
舞台となっているコンビニがどう考えてもセブンイ○ブンということもあり、
実写化は不可能と噂されていましたが2016年1月にまさかのドラマ化。
『勇者ヨシヒコ』シリーズでお馴染みの福田雄一さんが脚本を担当し、
元SKEの松井玲奈さん等、豪華なキャスト陣でも話題を呼びました。
松駒さんご自身もコメントしていますが、三次元(現実)→二次元(Twitter)→
二次元(漫画)→三次元(実写)という特殊な経緯を辿る型破りな作品となっています。
架空のコンビニを舞台にしたお仕事系コメディ
前述の通り、お話の舞台になっているのは架空のコンビニ・スリーセブンです。
就職浪人中の松駒が勤める寺院通り店に、ある日やってきた大型新人・ニーチェ先生。
「お客様は神様だろうが!」と因縁をつける客に向かって「神は死んだ」と言い放ち、
その独特の接客スタイルによって周りを翻弄していきます。
他にも宝くじ依存症で銭ゲバの先輩・渡利や売れない商品を大量発注するオーナー、
ニーチェ先生にストーカー紛いの求愛を繰り返す塩山など、癖のあるキャラがいっぱい!
毎回彼らの言動に振り回される主人公・松駒に深く同情しつつも、つい笑ってしまう。
そんなお仕事系ドタバタコメディです。
ニーチェ先生の華麗なる接客術
「一番腹が立つ客とは?」という松駒の問いかけに対するニーチェ先生の答え。
まさにその発想はなかったわ……ですよね。禅問答のような奥深さすら感じます。
「宅配便はいつ着くのか?」というイヤホンを挿したままの雑な問いかけに対して。
これほどまでに丁寧な喧嘩腰ならば、相手も戦闘意欲を失くすこと間違いなしです。
柔和なお客様には当たりくじ、来店して欲しくないお客様には外れくじを。
店員の権限を利用し合法的に制裁を加えることが出来るナイスアイディアです。
『煙草の銘柄を間違えただけで逆上する客=乳首依存患者』
これなら腹も立たない、というかむしろ憐みの心で接客することが出来そうですね。
さとりきれない凡人によるまとめ
上でもご紹介したように、ニーチェ先生の接客スタイルは一見辛辣なように感じますが、
記憶力があり常連のお客様の好みや動向を完璧に把握(報復のため)していたりと、
意外にもお客様側からの好感度は悪くありません。むしろ頼りにされています。
しっかりと仕事さえしていれば、見る人はきちんと見てくれるということですね。
また、立ちっぱなしは疲れると業務中に腰を下ろして休もうとする後輩に対し、
補充などの動作を交えつつ巧妙に休むように、としっかり指導する一面もあります。
ただ叱るだけではなく、共感を交えての実践的なアドバイスを与える素晴らしい後進育成能力です。
―とはいえ、我々のような『さとりきれない凡人』には、
ニーチェ先生のような華麗な接客を現実で真似するのは少々難しいかもしれません。
せめて脳内でニーチェ先生の名言「神は死んだ」を繰り返しながら、
この世知辛い3次元の世界を笑顔で生き抜いていきたいものですね。
ドラマ『ニーチェ先生』公式サイト/http://ni-chesensei.com/