海外に住んでてもマンガは日本語で読む派、ヤスミンです。
今年のフランスJapan Expoにマンガ部門ゲストとして参加してくださったのはFAIRY TAILの産みの親、真島ヒロ先生です!
ステージ上のトークショーで大勢のファンの前で、漫画家になったきっかけや、これからの道について熱く語っていただきました。
漫画家への道
初めてマンガと接したのは、おじいちゃんにもらったマンガを手に取ったときだそうです。元々キャラクターや物語を作るのが好きだった真島先生は、そのマンガを読んでいるうちに、自然と漫画家になっていたとか・・・。
子供のころから漫画家になろうと思っていたのかという質問に対しては、なりたいものは色々あったと語ります。シャーロック・ホームズを読んで探偵になりたいと思ったり、とにかくいろんな職業に興味があったそうです。
ドラゴンボールの影響が強いのではないかと問われると、「悟空がカッコイイから。」とあっさり認める真島先生。マンガへの愛は、プロになっても変わらないんですね。
漫画家の日常
漫画家としての一週間を説明していただきました。
日曜日:コンテを始める
月曜日:担当者と編集打ち合わせ、コンテを完成させる
火曜日:下書き開始
水曜日~金曜日:描き上げる。アシスタントさんが4名入り、背景2名、仕上げ2名に分かれて作業する。
土曜日:その他の雑務、なければ休みだが、最近は休みがない
「過激なスケジュールの中で辛い日があっても、応援する読者さんのお陰で作品は完成していく。」とフランスのみんなをはげました。
作品とキャラクターについて
一番好きなキャラクターがいるかという質問に対しては、その時のブームによって違うと述べていました。描いているタイミングで活躍しているキャラクターを好きになる傾向があるそうです。今はルーシーがかわいく見えるとか。
今までの作品のヒロインたちのほとんどが芯の強いキャラクターであるが、それは何故かと聞くフランス人。真島先生は「自分の周りには強い女性しかいないからです。」と答えていました。
さらにキャラクターは自分の中の一部だと語り「ナツは自分の少年時代」「ルーシーは作家と女っぽい自分」「ハッピーは何も考えず寝転がりたい自分」とキャラクターの名前を挙げていきます。
「このキャラクターたちが作者と、そして読者と共に10年の年月を経て成長していき、勝手に動いて物語が出来上がっていく。第一、作品が10年も続くなんて思っていなかった。」との事。
漫画家真島ヒロとは
ファンタジーおよび冒険を基本とする世界観を構成することが多いが、本来はギャグ漫画の方が専門であり、ケツプリ団関係等のおバカな話の方が好きであるという。
――Wikipedia【真島ヒロ】引用
- はまってるゲーム:オーバーウオッチ
- 好きな音楽:メロコア、パンクロック
- 東洋風な龍より洋風なドラゴンが好き
- ヒロインたちは、描くのが楽しいからナイスバディ
- 自分の作品の同人誌を嬉しく思ってる。良い作品は参考にするほど
- ネタバレ質問には回答しない人柄
- フランスに来ても尚イギリス騎士のお土産を買う天然
- 髪から描きはじめる人物(ライブペインティングにて)
マンガ業界について
「日本の出版業界が下り坂であることに対し、漫画家になりたい人の数は上昇しています。そんな中、日本のマンガが世界で売れているのはとても嬉しいことです。ファンの声は作者に届くものなので、過去が知りたいキャラクターがいればぜひ番外編で描きます。」とファンの交流を求めている真島先生。せっかくなのでみなさんもファンレターを書いてみてはいかがですか?
真島ヒロ先生のツイッターはこちらから⇒https://twitter.com/hiro_mashima