AnimeJapan 2016に行ってまいりました!カメラマンデビュー!

みなさんこんにちは。ひげ・さんです。

※本文章は、私のAnimeJapan 2016に参加した感想的な記事です。AnimeJapan 2016のその他の記事は「AnimeJapan 2016」タグのついた記事をご覧ください。

3月25日(金)・26日(土)・27日(日)の3日間開催された『AnimeJapan 2016』へ行ってまいりました。私がPressとして参加したのは25日と27日の2日間です。

3月25日(金)はビジネスデーとなっており、日本のアニメーションやカルチャーを通じたビジネス交渉の機会が設けられました。

こちらについては、コスプレイヤーの猫羅ユウさんにインタビュアーをお願いし、Article coneQt初の取材動画撮影にチャレンジしました。動画については近日公開予定となっております。

そして、一般参加の26日・27日。会場はお祭り騒ぎでした!

今回、一緒にいてくれると心強いTAROさんがいなかったため、初めて単独取材兼カメラマンしてまいりました。TAROさんの記事を読んでから購入したCanon Eos kiss x7iを持って、カメラマンデビューです!

TAROさん別件でのお仕事本当にお疲れ様でした。11時に到着した時点で、コスプレの更衣室の受け付け付近でお姉さんに「TAROさん来てますか?」と伝えたところ、「えっTAROさん?(なんなのこのひげの人、忙しいんだから邪魔しないでよね)」という心の声が聞こえた気がして、「あ、いえ、大丈夫です。また来ます!」と言ってすぐに撤退しました。何も言われてないのに打たれ弱いです。こういうみんなが盛り上がってるところだと逆に孤独感が増しますよね本当に。当サイトArticle coneQtのチラシが机の上に置いてあったのでこれを持ってレッツゴー!

 

うわー混んでるなー。

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とにかく人・人・人!という感じで大変盛り上がっていました。プレステVRやりたかったけど、ダメそうだとすぐに断念(>_<)

今日はカメラマンに全力を注ぐことにしました!今日の目標は8人くらいにしておこう….という低めの目標でチャレンジ開始です。

 

さてレッツゴー!

2015冬コミのときは、当サイト編集長の中野氏のすさまじい力(ベルセルクで言うところの千人長クラス)で、あっという間に撮影してきましたが、その時はコンデジ持って行ったので、コレで大丈夫なのかと、ドキドキしていました。

しかし!今回はエントリーモデルながらもデジイチを買い、内部ストロボにディフューザーもつけて臨みました。たぶん大丈夫、気後れしないように、がんばろうと心を強くして出発です。

 

熟練カメラマンさんの余裕をわけてもらうはずが…

私がこのような会場に足を踏み入れたのは、2015冬コミ、acosta!の2回だけで、そのときはベテランの編集長やTAROさんが一緒でした。なのでそれまでほいほいついていって撮影していましたが、単独カメラマンとしては、ルールが大事。今日はいろいろな撮影の現場を肌で感じて、ルールを覚えようと思いました。

通りすぎていくカメラマンさんのカメラ…すごすぎるなにそれ歩く100万円…そしてカメラマン仲間とのどこ行ってきたよー的な話しなどを聞いていくうちに、完全に空気に飲まれてしまっています。開始5分。私はコスプレエリアからいったん離れて深呼吸し、臨時エリアのほうが開場したのでそっちに行くと喫煙所が…ここでまずは様子見することにしました。

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焦るな、ビビってなんかないの図

 

コスプレ撮影の常識?列の並び方とあいさつ

まず会場内を一周すると、人気のコスプレイヤーさんには列が!だいたい10人前後並んでいます。そして自分の番が来ると、みなさんだいたい10枚くらい?撮影して行くみたいな感じです。撮影前と撮影後にあいさつしているみたいです。

撮影前に

カメラマン「次、よろしくお願いします!」

コスプレイヤーさん「あ、はい、よろしくお願いします(^_^)」

 

私の場合一応取材も兼ねていたので、掲載しようと思った方々には「Article coneQtというWebサイトをやっておりまして、写真を掲載してもいいでしょうか?」と伺います。

最初に8名と決めていたので、8名の方に掲載をお願いし、みなさん快諾していただき、本当にありがとうございました

撮影したみなさんの写真はこちらに掲載しました。AnimeJapan 2016 コスプレ撮影させていただきました。

それからは、カメラマンとして今日を楽しもう!と決めておりました。

 

カメラマン「ポーズはおまかせしていいですか?バストアップと全身と何枚か撮影お願いします。」

コスプレイヤーさん「はーい。」

カメラマン「じゃあバストアップから撮ります!」

きりりと、もしくはさわやかな笑顔でポージングするコスプレイヤーさん。そしてパシャパシャと撮影し始めるカメラマンさん。

そうです、この時点で、カメラマンとレイヤーさんではなく、表現者としてのサシの勝負が行われるのです。

バサッと広げられたグリップ付きのレフ板を片手に、彼・彼女たちの魅力をいかに引き出すのか、限られた時間の中で、どういうふうに被写体を表現したいのか。はたまた、自分の魅力を最大限引き出す衣装と表情とポーズはどうするのか!

とまぁちょっと勝手に盛りましたが、自分の中では、こんな感じでプレッシャーが襲ってきてまして、まだ操作が慣れないデジイチでISO、F値、シャッタースピード、WBとー…とかなりのテンパリストでした。

今回のロケーションは比較的開けたところだったのですが、午後2時くらいからかな、ちょうど建設中の建屋の影が入って、1/3くらいが日陰になったあたりに初心者的な失敗といいますか、くそーーー!もう一回やらせてほしい!という場面もありました。

 

初心者カメラマンはメモを持って行くのが吉

そして撮影後、Twitterアカウントをお伺いして後ほど撮影した写真を送りますと、声をかけさせていただきました。コスプレイヤーさんの中にはスケッチブックにTwitterやアーカイブのアカウントを書いていらっしゃる人もいて、スケブ持って撮影させていただいたり。

名刺を作っていらっしゃるコスプレイヤーさんとは、名刺交換的なものを!
これがみなさんまたハイクオリティ!毎回もらうと嬉しくなります!

私のほうで知らないコスしていらっしゃる方もいたので、今日はなんのコスプレなんですか?って聞いたりしたり。こういうやり取り、すぐに忘れてしまうので、メモにアカウント書いてもらいまして、ありがとうございました。

なので初心者カメラマンはメモが大事!TAROさんが取材時に、なににメモしてもらおうかとオロオロ(るろうに剣心風)していたので、今日は持っていこうと準備しておいて正解でした!!

TAROさんから天の声:

メモは名刺を頂いて、一言断って裏に作品名とキャラ名書かせて頂くのがわかりやすいですぞ☆
因みにこの間はボールペンを忘れたのですwwww

TAROさんこの前はボールペン忘れていたのですね!

 

あと、余裕があれば名刺もあると便利!というかコスプレイヤーさんと名刺交換楽しいですよ(^o^)

私の名刺はこちらです↓

名刺・福田3

どこをどうみてもTwitter風にしてみました。

ちなみにこちら、TAROさんの名刺、同じフォーマットなのに…ぐぬぬ!
すげーかっこいいですこちら↓

名刺・TAROL

私が緊張でバクバクしていたので、毎回撮影後のやり取りがしどろもどろになってしまいましたが、みなさん親身にしていただけてとてもうれしかったです。

 

コスプレ撮影の常識?列切り

すごーーーーく長い列が、途切れること無く続いている人気のあるコスプレイヤーさんも、1時間も2時間も撮影されていたら疲れちゃいますよね。自分のカメラであの子を撮りたい!という希望もわかりますが、コスプレイヤーさんとの楽しい時間をみんなで分かち合う?ことも大事です。

今回、たぶん開場が閉まる直前までいたからわかったのですが、並ぼうとすると、「列切れちゃったよ」と並んでいる方が教えてくれました。ここまでねっていうことみたいなんですが、1人で来ているコスプレイヤーさんへの配慮をみんなでしていこうってことみたいですね。

中には最後まで見守っているカメラマンさん(ガーディアン的な)?もいるようで、あるコスプレイヤーさんに撮影をお願いしようとしたら、「もう切れちゃったよー」って言われて、「あぁそうなんですねー」「彼女人気だからねー、それより、ずっとあっちの囲み気になってたんだけど何やってたー?」「あ、あっちはシャーマンキング合わせとか、化物語合わせとかで盛り上がってましたよー」「そっかーそっちもよかったねー」なんていう感じで初カメラマン談義に感無量(T_T)

えぇ、今日デビューしましたよ。私もこれで見習いカメラマンです。

 

コスプレ撮影の常識?囲みのあいさつ

囲み撮影がどのような社会現象を通じて発生するのか、まだ(私の中で)解明されていないのですが、囲み撮影はアーカイブの知恵袋を見ると、「もう残り時間少ないので、みなさんご一緒にどうぞ」的なものと、「大人数集まって合わせたんで、みなさん撮影どうぞ」的なものと、まぁそんな感じで発生する模様です。

個人的には、撮影側の欲望が噴出した瞬間にも発生するものと思いました。奥のほうで監獄学園の副会長のコスプレした方の囲みを見た時に、あぁ、布面積少ない系のコスは角度次第で映り方変わりそうだから、囲みを理由にしゃがんだりできるのは、無茶なポーズ依頼をしなくても好きな角度で調整できるのでカメラマン有利なのかなと思いました。

しかし!この囲み撮影にもルールがあることに気づきました!

カメラマン「一緒にお願いしまーす」(←他の人に混ざって撮影させてくださいという意味みたい)

コスプレイヤーさんこっちちょっと見る→すかさずシャッター切る

カメラマン「ありがとうございました!」

声のかけ方は人それぞれみたいですが、よろしくお願いしますという気持ちを伝える一瞬のチャンスがあることに気づくことができてよかったです。その直前まで、囲みに入っても盗み撮りみたいなことしちゃってました。お恥ずかしい限りです。

あと、囲みの周りでコスプレイヤーさんの名刺を配ってくださる方がいたりして(この方は特に謎なんですが、善意のカメラマンさんなんでしょうか)、その囲まれている方の名刺をいただきました。なんというハイクオリティ!全員に配って大丈夫なんでしょうか。ありがたく頂戴いたしました。

今回学んだ教訓は、囲みといえどもあいさつは大事!

 

囲みについてのコスプレイヤーさん側の目線ではこちらのアーカイブの知恵袋も参考になるかと思います。http://www.cosp.jp/chie_question.aspx?id=44079

 

初心者カメラマン的な疑問

ここからは、今回参加するまでの心の葛藤についてです。

 

ミラーレスカメラじゃダメとかスマホじゃダメとか、カメラについて

そもそもカメラマンとして、「コスプレイヤーさんをきれいに撮影したい!」と思ってコスプレエリアに来ている人は、それなりのものを持ってくるほうがいいと思うんです。これは意識の問題で、「今自分の実力に見合ったカメラはなんだ?」とか「こういうふうな写真を撮りたいけど、どんなカメラならいいんだろう?」とかっていう葛藤のすえに、カメラマンさんたちは機材を選んでいると思います。

逆にコスプレイヤーさんたちはどうなんでしょうかーという気持ちにたてば、綺麗に撮ってもらいたい!というのは当然の欲求なのではないでしょうか。そこはカメラマン的には真摯に察したいところでもあります。意識高い感じで。

こういう記事もあります。

コスプレイヤーさんをミラーレスカメラで撮影するのは失礼?

コスプレイヤーさんを撮影するにあたって、ミラーレスカメラを使うのは失礼であり御法度である―
そんな不文律があるようです。

このテーマに対して、実態はどうなっているのかを探るべく、メグスリノキ編集部では夏コミ(コミックマーケット C88)に参加したコスプレイヤーさんを対象にアンケート調査を実施しました。

情報源:http://ch.nicovideo.jp/megusurinoki/blomaga/ar871304

 

個人的には、ミラーレスだろうがスマホだろうが(最近のスマホアプリは本当にきれいに撮れますよね)、まずはコスプレイヤーさんとの写真撮影に臨むにあたって、きちんとコミュニケーションをとり、あとで写真を送るなどのやり取りも含めて、スマホやミラーレス機で満足した写真が撮れるのかということに尽きると思います。

私はスタイルから入るほうなので、エントリーモデルですがデジイチ買ってしまいました。それは、撮影してる感がある!と思ったからであって、スマホで撮影するのはマナー違反だとか、そういうのはあんまり無いように思います。素人がこんなこと言ってしまってすいません。

今回のAnimeJapanのコスプレエリアでは、スマホで撮影している人たちもたくさんいましたし、ミラーレス機をもっていらっしゃった方もたくさんいらっしゃいました。

 

ストロボとかレフ板はいるの?

ストロボスタンドを使ったり、レフ板を使ったり、綺麗に撮影することに意欲を燃やしているカメラマンさんがいらっしゃいますが、まずは設定がうまくできるようにならないと、コスプレエリアの逆光とか、日向・日陰とか、もちろん室内なら光量とか、そういうのできるようになってから考えればいいんじゃないでしょうか。

ということで、今回は外付けストロボとかは使いませんでした。

 

いろいろなレンズはいるのか?

今回、私、単焦点レンズで臨みました!Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STMです。

ある種の賭けに近いものがありました…理由は予算的な問題だったからです。しかし!ボケ味がでるかな…とか期待していましたが、設定をいろいろやっていたらボケたりボケなかったりと散々でした。

もうほんとに…もう少し頑張れると思ったんですが…なんせ娘くらいの年齢の子たちがあんなにたくさん、あんなに優秀なカメラマンさんたちに撮影されているのを見たら圧倒されてしまって…きれいな写真を撮り慣れたコスプレイヤーさんから罵声をあびせかけられてしまうかと思うと、むしろちょっとおねがいしゲフンゲフン胸がギュッとなって設定もいじれなくなってしまいます。一度カメラのシャッタースピードのダイアルが効かない現象がおこり、その時は本当にそのまま死んだふりしようかと思いました。

さて、話は戻って、いろいろなレンズがあれば、たしかに表現力が増すことは間違いありません!特にちょっと後ろに下がれないこともあって、50mmはけっこう辛かったです。17mmとか30mmとか、欲を言えば18-200mmくらいのレンズが1本あれば…腕のせいなのに機材のせいにしてしまう弱い自分がここにいました。

50mm単焦点だと全身入れるのに何m離れる必要があるのか、計算しないと…という不勉強さを、個人的には認識させられました。

ここを見て、もう一度勉強します…(T_T)
http://nasuhiko.exblog.jp/19958853/

 

Rawで撮影したほうがいいのかな?

私事で大変申しわけありませんが、まだRaw現像まで知識が及んでおりません。そのため、16GBのメモリーカードに見合ったjpegサイズで撮影しておりました。

デジイチ使ってるんだから是非rawで撮影!とも思うのですが、もう少しお時間いただければと思います。

Lightroom使おうかな…もしくはCanonさんのソフトかな…
http://photo-studio9.com/photo-cooking/

 

今回参加して、初心者カメラマンとして思っていた疑問はほぼすべて「あなた次第!心をこめて!」という結びでいいような気もしました。もう参加しちゃったので、あとは腕を磨くのみです!

 

さいごに

今回、AnimeJapan 2016にPressとして参加し、取材を兼ねて写真撮影してきました。

撮影といっても、私の腕ではまだまだきれいに撮影するのは難しいのですが、まずはコスプレイヤーのみなさんの衣装のすばらしさ!メイク術!さらにキャラクターへの愛をひしひしと感じました。

モデルさんを頼んで練習するほどお小遣いもないので、いつも公園で娘を撮影していましたが、まだまだ練習が足りません。「力がほしいか?」早く力をくれええええええええジャバウォック!!!!!

最後にもういちど、撮影させていただいてありがとうございました!
またお会いしたらぜひ、撮影させていただければうれしいです(^o^)


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ヒゲとサングラスのひげさんです。ガンダムからこの業界に入ったロボット系アニメ好きな人です。中学生の娘との談話や懐古的な記事が中心になるかと思いますが、いい年の人も若い人も読みやすい記事を心がけていきます。

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