「あの……亜人って……」
「人間じゃないんですか?」
17年前、アフリカの戦場に決して死なない人間が現れた。以降、まれに人類の中に現れる、その決して死なない未知の新生物をひとは「亜人」と呼んだ。夏休み直前、一人の日本人高校生が下校時に交通事故に遭って即死。生き返った少年には多額の懸賞金がかけられた。そして、全人類を相手にした少年の逃避行が始まった。
発行部数400万部を超え、劇場化に際して異例の3部作構成となった「亜人」。
今回はまだ未読の人のための「亜人」入門編です。
「亜人」: ストーリー
舞台は現代の日本。普通の高校生として生活していた永井圭は、ある日トラックに轢かれ一度は死亡してしまうが、生き返る。実は、圭は人ならざる存在・亜人であった。日本では極秘に亜人に対して、非人道的な実験を行っていた。圭は人間による苛烈な差別や、亜人コミュニティの過酷な洗礼をうけながらも、生きる術を探していく。
:wikipediaより引用
登場キャラクター
主人公
永井 圭(ながい けい)
本作の主人公。トラックに轢かれ、事故死したが生き返り亜人ということが発覚した。全国模試で1桁の順位を取ることができる秀才で、見た物は大抵覚えられるという凄まじい記憶力を持つ。周囲からは医者を目指して努力している勤勉な人物に見られているが、その本性は妹の慧理子から「クズ」と称されるほど利己的な人物。当初はそれほど目立たなかったが、捕らえられて研究所での過酷な人体実験を契機に利己的な面が顕著に表れるようになる。
出典:wiki
海斗(かいと)
圭の幼少時からの友人であり、圭が亜人であったということが発覚したあとも変わらず接した稀有な人物。圭の母親によると犯罪者の息子らしいが詳細は不明。ポジティブな思考回路を持ち、亜人に対して理解のある態度を示す。圭とは別の北高という高校に通っている。自らの命に危険がおよぶ場面になっても、圭を守ろうと奮闘する。
出典:wiki
厚生労働省
戸崎(とさき)
厚生労働省から派遣された亜人担当の職員。ミントのタブレットを常に持ち歩いている。何らかの事情から、亜人に憎しみを抱いている。意識不明の婚約者がいる。佐藤の暗躍を止めるべくさまざまな策を講じ、その過程で何人の人間が死んでも顔色ひとつ変えない冷酷さを持つ。
出典:wiki
下村 泉(しもむら いずみ)
厚生労働省で戸崎の部下として働いている女性。正体は「亜人」であるが、戸崎の活動に協力することにより、その庇護を受け世間に正体を公表されることなく過ごせている。黒い幽霊を操ることができ、本人はこれを「クロちゃん」と呼んでいる。
出典:wiki
亜人
佐藤(帽子の男)
ハンチング帽をかぶった糸目の男。戸崎や研究機関からは「帽子」と呼ばれている。本名は不明。麻酔弾の命中した腕を即座に切り落とすなど、亜人であることを最大限に生かした戦闘を行い、黒い幽霊を使わずとも非常に高い戦闘能力を有している。様々な手段を用いて亜人の仲間を集め、一般の人間社会に対して過激な行動を取る。
出典:wiki
田中 功次(たなか こうじ)
2番目に日本国内で確認された亜人。捕獲され研究機関で苛烈な実験を受けたため、人間に対し激しい憎悪の感情を抱いているが、根っからの悪人ではない様子。研究機関から佐藤により救い出され、以後行動を共にする。
出典:wiki
「亜人」の魅力は徹底的に「死なない事によるメリットとデメリット」を掘り下げている事に尽きます。
作品の多くを占めるバトルシーンでは「死なない」事を最大限活用した戦術(ピンチになると自害→復元を繰り返し機動力を保つ。自爆テロが際限なく、躊躇なく出来る、等)で人間達に挑戦する亜人。
また、主人公「永井圭」や「田中」が幾度となく体験した「死なない」事による差別と、彼らの特性を利用しようとする人間たちから与えられる「死ねない」苦しみ。
もし本当に「死なない」人たちがいたら恐らくこんな風になるんだろうなぁ‥と想像できます。
そしてバトルシーンの中心的な武器であり、物語の核となる亜人達にしか見えない、扱えない「黒い幽霊(通称:IBM)」。
未だ謎が解けない「黒い幽霊」も物語のエッセンスとなっています。