次世代のクリエイターをLEXUSが育成・支援する国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2017」 作品募集開始

次世代のクリエイターをLEXUSが育成・支援する国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2017」 作品募集開始
LEXUSは、 全世界の次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2017」の作品募集を本日より開始。 同コンペティションは豊かな社会とより良い未来をつくり上げる“DESIGN”と、 アイデアを生み出す気鋭のクリエイターの育成・支援を目的に、 2013年に創設し今回で5回目を迎えた。
「LEXUS DESIGN AWARD 2017」のテーマは、 “YET (二律双生) ”。 YETとは、 相反するものを互いに妥協させるのでなく、 調和させることで更なる高みを目指し、 新しい価値や感動を生み出すLEXUSのものづくりのDNAのひとつ。 YETの思想はブレークスルーを促すものであり、 潜在する創造力をかきたてるものである。 これにより、 LEXUSは未来のモビリティをかたちづくるデザイン・技術の先見性を見出していくことを目指している。 LEXUSのものづくりのDNAをテーマとすることで次世代を担うクリエイターの独自性のある解釈と、 明るい未来を創造する チャレンジ精神溢れるデザインへの期待をこめている。

「LEXUS DESIGN AWARD 2017」の入賞12作品は、 イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2017*1の LEXUS会場に展示予定。 入賞12作品のうち、 4作品の受賞者へは世界的クリエイターをメンターとしたセッションを通じ、 プロトタイプを制作。 受賞者にはプロトタイプ制作費として、 最大300万円を支援する。 受賞者は、 自身の作品についてのプレゼンテーションをミラノデザインウィーク2017のLEXUS会場で行う。 最終審査を経てプロトタイプ4作品の中から、 LEXUS DESIGN AWARD 2017の頂点となるグランプリ1作品を決定する。 グランプリ作品へは受賞後、 商品化へ向け支援する可能性もある。

 

これまでのLEXUS DESIGN AWARD受賞者は、 受賞後、 作品の商品化や企業とのコラボレーション など様々な形で飛躍を遂げている。 LEXUSは、 今後も本アワードを通じて次世代のクリエイターの  育成・支援を続けていく。 LEXUS DESIGN AWARD 2015で初代グランプリに輝いたエマヌエル・コルティとイヴァン・パラティの「Sense-Wear」は、 ミラノでの展示後、 日本・ロシアでのLEXUS関連イベントにて作品展示を行った。 LEXUS DESIGN AWARD 2016でグランプリを受賞したAMAMの作品である天然資源(寒天)を用いた梱包材は、 スイスをはじめ複数の国でのデザインエキシビションから招待を受けるなど注目を集めている。 また、 LEXUSは本作品を8月10日からCrafted for LEXUS*2のONE KILNのカップの梱包材として数量限定で採用する。

 

本アワードの応募受付期間は、 本日2016年8月10日から10月16日まで。 2017年初頭に入賞12作品を発表する。

 

なお、 募集開始に合わせ今年4月のミラノデザインウィーク2016で展示したLEXUS DESIGN AWARD 2016の受賞作品を、 8月10日から9月9日まで、 東京・南青山のINTERSECT BY LEXUS-TOKYO*3にて、 凱旋展示する。
*1イタリア・ミラノで行われる世界最大のデザインエキシビション。 家具メーカーやファッションブランドが独自性をアピールする様々なイベントを開催。 ミラノサローネとも呼ばれる。 2015年のインスタレーション「LEXUS – A JOURNEY OF THE SENSES」は、 公式コンペティション「Milano Design Award Competition」において、 「Best Entertaining賞」を自動車会社として初めて受賞するなど高い評価を受けた。

*2 LEXUSのクラフトマンシップに共鳴する「次世代を担う匠」とコラボレーションした、 ライフスタイルを彩るコレクション。 日本のモノ作りの素晴らしさを再発見し、 次世代へと受け継ぎ、 さらに世界へと発信するプロジェクト。 アイテムの取り扱いはINTERSECT BY LEXUS – TOKYOとDUBAI限定。

*3“都市とつながり、 人と人、 人とクルマが交わる”というテーマのもと、 LEXUSが考えるライフスタイルを体験できるブランド活動発信拠点。

LEXUS DESIGN AWARD 2017 概要
タイトル:LEXUS DESIGN AWARD 2017
募集期間:2016年8月10日~10月16日
テーマ:YET(二律双生)

審査基準:
・テーマ“YET(二律双生)”に対する着眼点とその解釈の独自性
・LEXUSの考える“DESIGN”に対する深い理解

審査員:
パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)氏
アリック・チェン(Aric Chen)氏
伊東 豊雄(Toyo Ito)氏
バーギット・ローマン(Birgit Lohmann)氏
アリス・ローソーン(Alice Rawsthorn) 氏
澤 良宏(Yoshihiro Sawa)/Lexus International

メンター:
ネリ・アンド・フー(Neri & Hu)氏
マックス・ラム(Max Lamb)氏
エレナ・マンフェルディーニ(Elena Manferdini)氏
スナーキテクチャー(Snarkitecture)氏

賞:
LEXUS DESIGN AWARD 2017 入賞12作品
・グランプリ    1作品(プロトタイプ4作品から選定)
・プロトタイプ展示 4作品(入賞12作品から選定)
・パネル展示  8作品(入賞12作品のうちプロトタイプ4作品を除く)

賞典:
・入賞12作品のクリエイターをミラノデザインウィーク2017に招待※
・ そのうち4作品には、 最大300万円を制作費として支援し、 担当メンターとのセッションを通じて2017年1~3月の間で受賞作品のプロトタイプを制作
・ 2017年4月にミラノデザインウィークのLEXUS会場にて4作品のプロトタイプ、 並びに入賞8作品のパネルを展示
・ 入賞12作品のクリエイターは、 ミラノデザインウィーク2017において、 自身の作品についてのプレゼンテーションを行う。 最終審査を経て、 プロトタイプ4作品の中から、 最終的にグランプリ1作品を決定
※個人・グループ応募に関わらず1名を招待

主催:Lexus International
協力:designboom

応募方法:
下記公式サイトから応募
LexusDesignAward.com/jp
審査員/メンタープロフィール
審査員:
パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)氏/ キュレーターsub3

1994年よりニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務。 現在、 研究開発部門責任者であると 同時に、 建築、 デザイン部門のシニアキュレーター。 1995年「現代デザインに見る素材の変容」展覧会がMoMAのキュレーターとしての初監修展。 ダボスの世界経済フォーラム(ダボス会議)などの講演や、 建築・デザインの国際的コンペの審査員も務めている。 デザインが世界的に影響力のあることが深く認識されるまで、 その理解を広めることを目標としており、 現代デザインに関する幾つかの特別展を主幹している。

 

アリック・チェン(Aric Chen)氏/ キュレーターsub5

米国出身。 香港の西九龍文化地区に新設された映像文化博物館、 M+のデザインと建築  担当のキュレーターに新任。 前職は2011年、 2012年度の北京デザインウィークのクリエイティブディレクター。 それまでは、 ニューヨークでインデペンデントのキュレーター、 ライターとして、 ニューヨーク・タイムズ、 メトロポリス、 ファースト・カンパニー、 アーキテクチュラル・レコード、 PIN-UPなどの新聞・雑誌で活躍してきた。

 

 

main
伊東豊雄(Toyo Ito)氏/ 建築家
1965年東京大学工学部建築学科卒業。 主な作品に「せんだいメディアテーク」、 「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、 「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)」などがある。 現在進行中のプロジェクトに「台中メトロポリタンオペラハウス(台湾)」などがある。 受賞歴には日本建築学会賞作品賞、 ヴェネチア・ビエンナーレ「金獅子賞」、 プリツカー建築賞などがある。

 

バーギット・ローマン(Birgit Lohmann)氏/ デザインブーム編集長sub4

ハンブルグ生まれ。 工業デザインをフィレンツェで学び、 1987年よりミラノを拠点に 活動。 イタリアを代表する建築家やデザイナーと共にデザイン、 製品開発を行う。 イタリア司法省や国際的なオークションハウスで働くと共に、 世界中の著名大学で工業デザインの講演を行っている。 1999年にdesignboomを共同創設し、 現在は編集長、 教育プログラム代表、 エキシビションキュレーターとして活動。

アリス・ローソーン(Alice Rawsthorn)氏/ デザイン評論家sub2

ニューヨーク・タイムズ国際版のデザイン評論家。 毎週発信のデザイン・コラムは世界中のメディアで掲載されている。 ホワイト・チャペル・ギャラリー、 マイケル・クラーク舞踊団の評議員、 チャイセンヘール・ギャラリーの主任評議員。 近著はデザインが過去、 現在、 未来の生活に与える影響についての“Hello World: Where Design Meets Life”(ハーミッシュ・ハミルトン刊)。
澤 良宏 (Yoshihiro Sawa) / Lexus International Executive Vice Presidentsub1
京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業。 1980年入社。 カローラなどの小型車外形デザインを担当。 米国駐在、 内外装デザインを経て、 異色のデザイナー出身チーフエンジニアとして、 アイゴの開発を担当し、 2013年には常務理事に就任。 2016年4月に常務役員、 Lexus International Executive Vice Presidentに就任。

 

 

 

メンター:
ネリ・アンド・フー(Lyndon Neri & Rossana Hu)氏/ 建築家・デザイナー

sub7

上海に拠点を置くネリ&フー・デザイン・アンド・リサーチの共同創立者。 専門領域を越え、 様々な国の多岐に渡るプロジェクトに取り組み、 建築に新しい変化を起こしている。 プロジェクトのひとつひとつは、 独特の文化・社会的コンテクストの問題を抱えている。 建築・インテリアデザイン・プランニング・グラフィック商品等のデザインをしていく中で生まれた、 “コンテンポラリーな建築の取り組みは、 従来の建築の枠を超えている” という気づき。 それをもとに、 各プロジェクトで異なる文化・社会的課題への理解と、 徹底的なリサーチに基づいたデザインを行う。 彼らの仕事は、 繊細でありながら、 材料、 フォルムや光のダイナミックなインタラクションに根ざしており、 2014年「Wallpaper* Magazine」のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞、 2013年には、 U.S. インテリア・デザインの殿堂入りを果たした。

 

マックス・ラム(Max Lamb)氏/ デザイナー

sub8

家具・プロダクトデザイナー。 その繊細なデザインは、 創作に関する幅広い知識と素材へのこだわり、 そして作り手としての確かな技術によって生み出される。 英国のコーンウォール出身で幼い頃から自然に触れて育ち、 そこで育まれた好奇心は、 やがて ロイヤル・カレッジでのデザイン・プロダクト修士号取得、 次いでデザインを実践するワークショップの創設へと繋がる。 素材と制作のプロセスには、 伝統的な手法を重んじながらも斬新な手法を追求し、 その実験的かつ実理にかなった家具・プロダクト創作は、 率直かつ明瞭である。 ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでデザイン・プロダクトを教える傍ら、 世界中の企業や機関に対し、 定期的にデザイン・ワークショップを開催している。

 

エレナ・マンフェルディーニ(Elena Manferdini)氏/ デザイナー・建築家sub9

エレナ・マンフェルディーニは、 米国カリフォルニアのヴェニスに拠点を置くアトリエ・マンフェルディーニの創業者兼オーナー。 ロサンゼルス現代美術館(MOCA)のパビリオンをはじめ、 アメリカ、 ヨーロッパ、 アジア各地でデザイン、 アート、 建築など様々なプロジェクトを手がけており、 スワロフスキー、 セフォラといった世界的企業とのコラボレーションでも知られている。 彼女の作品は、 Elle、 Vogue、 New York Timesなど世界各国のメディアでも取り上げられ注目を集めている。 また、 自らが委員長を務める南カリフォルニア建築大学で教鞭をとる傍ら、 マサチューセッツ工科大学、 プリンストン大学、 清華大学、 バウハウスなど、 さまざまな大学でも精力的に講義を行っている。 最近では2013年、 作品のオリジナリティが認められ、 ロサンゼルス市文化課のCOLAフェローシップを  与えられた。 2011年、 アメリカアーティスト協会の助成金の対象にもなった。 また同年、 AlessiのBlossom designでGood Design Awardを受賞している。

 

スナーキテクチャー(Snarkitecture)氏/ アーティスト・建築家sub6

スナーキテクチャーは、 2008年にダニエル・アーシャムとアレックス・ムーストンにより結成された、 アート・建築領域において常に新たな挑戦を続けるユニット。 二人はニューヨークのクーパー・ユニオン大学在籍時より共にアートと建築の融合に興味を持ち始め、 ユニットの初仕事としてDior Hommeのプロジェクトを手掛けた。
スナーキテクチャーのユニット名は、 ルイス・キャロルの詩“The Hunting of the Snark”に 由来する。 様々な建築空間プロジェクト・機能的オブジェを発表し続けるスナーキテクチャーは、 作品を通して、 新たな物に出会う驚きを提供し、 想像を超えた空間を生み出している。


  • LINEで送る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでarticle_coneQtをフォローしよう!

この記事のライター

アバター

Article coneQt編集部 プレスニュース担当のSです。 最新情報をお届けします!

ユーザーtwitterリンク

スポンサー広告記事

関連記事