新社会人に送る!まんが日本昔ばなしから得られる教訓

♪ぼうやーよいこだねんねしな

♪くまの子 見ていたかくれんぼ
♪おしりを出した子 一等賞!

あーなつかしー。子どものころ見てたわー。

どうもこんにちは、ひげ・さんです。
年齢は30代前半なので、新社会人のみなさんから見ると、もうおっさんですね!

さて、今回のお話しは日本昔ばなしです。

 

日本昔ばなし見たことありますかー?

20代のみなさんは日本昔ばなしというテレビ番組は見たことないかもしれません。
私は小学生のころ見てました!
その当時にやっていた番組は、スラムダンクだったり、セーラームーンだったりがメジャーですね。

個人的には、きんぎょ注意報!とかきまぐれオレンジ☆ロードとかは、設定がいま思うとぶっ飛んでる!あと、こどものおもちゃなんか、今放送したらもしかしたらPTAからお声がかかってしまうかもしれませんね…

 

昔ばなしから得られる教訓

童話や昔ばなしっていうのは、人生にとっても役に立つ教訓が満載!そういうお話しのことを「寓話」といいます。

今日はそんな昔ばなしから、新社会人になったみなさんへ、エールを込めて3つ寓話をお届けします!

 

鬼婆の仲人

あらすじ

むかし、越後の国の与板(よいた)に、早くに両親を亡くした貧しい若者がおった。若者はぶっきらぼうで人付き合いが悪かったが、働き者で、年寄りにはたいそう優しく親切じゃった。
二十四節季のある一日、この辺りでは人喰いの『弥三郎婆』が出ると言われ、村人達は仕事を休むのが習わしじゃった。じゃが、若者はこの日も一人田んぼへ出かけ、稲を刈っておった。
やがて日が暮れる頃、薄気味の悪い風が吹き始めた。若者がふと顔を上げると、痩せさばらえ、ぼろぼろの着物を着て、恐ろしい弥三郎婆が立っておった。若者はしばらく、冷たい田んぼに裸足で立つ弥三郎婆を見つめていたが、一足しかない自分の草履を弥三郎婆に投げ渡した。
「一足しかないのに何でわしにくれるんじゃ?」と弥三郎婆が不思議そうに尋ねると、若者は「年寄は大事にして当り前じゃ。それにわしを食いたければ食え。死ねばおとうやおかあに会えるから、死ぬのは怖くないんじゃ。」と言うた。
弥三郎婆が草履を履くと、足元から若者の優しさが伝わってきて、体中がポカポカと温まった。弥三郎婆は大きく笑い「お前が気に入った、嫁を連れてきてやるから楽しみに待っておれ。」と言って、雷を呼び雲に乗って去っていった。
その夜、戸板をたたく音に、若者が戸を開けると、弥三郎婆が気を失った若い娘を抱えて立っておった。若者は驚いたが、弥三郎婆は先ほどの草履を返し、「もう死のうなどと考えるなよ!」と叫びながら、娘を残して去っていった。
こうして若者と娘は一緒に暮らし始めた。最初は泣いてばかりいた娘も、やがて若者の心根の優しさにだんだんと心を許し、二人は仲良く働くようになった。この娘、もともとは大阪の大商人の娘で、やがて二人は大阪屋という小さな酒屋を開いた。これが大繁盛して、しまいには与板の殿様一万石、大坂屋は二万石と盆踊り歌に歌われるほどの大商家になったという。

情報源:http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1408

優しさというのは、自分の内側からくるものです。優しい人というのは、常に自分以外のことを考えている人なのかも知れません。この若者は、鬼婆だろうが年寄りには違いないと思って、一足しかないわらじをあげます。自分にとって役に立たないものだけど、あの人には必要かも?と考えたからでしょう。この考え方は、一流のビジネスマンが使っている考えかたそのものです。

 

あまんじゃくの星とり

あらすじ

昔々、ある山にいたずら好きのあまんじゃくという小鬼が住んでいた。このあまんじゃく、ふもとの村に下りて来ては悪さばかりして、手のつけられないいたずら者だった。
ある晩のこと、あまんじゃくが村を歩いていると、1人の娘が外に出て空を見上げていた。あまんじゃくが何をしているのかと尋ねると、娘は流れ星に願い事をしているのだと言う。これを聞いたあまんじゃくは、すぐに消えてしまう流れ星に願い事をするより、いっそのこと空の星を全部落として自分のものにすれば、いくらでも願い事が叶うと思った。
あまんじゃくは、早速箒(ほうき)を持って山のてっぺんに登った。山に登ってみると、星はすぐ頭の上で、手が届きそうに見えた。そこであまんじゃくは、箒を空に向かって振り回した。しかし星にはまだ届かない。それではと、今度は近くにあった石を積み上げて、その上に乗って箒を振り回してみた。だが、それでも星を落とすことは出来なかった。
もっと石を高く積み上げれば、必ず星が取れると思ったあまんじゃくは、とうとう川原や林の中の石、果ては石灯篭まで、石という石は全て山の上に積み上げた。こうして、あまんじゃくは、山のてっぺんに見上げるような石の塔を作った。
あまんじゃくはその石の塔に登ると、今度こそはと箒を空に振り回した。しかし、やっぱり星には届かなかった。そのうちに東の空が明るくなり、夜が明け始めた。あまんじゃくは、悔しくなり石の塔の上で地団駄を踏んでしまった。すると石の塔はグラグラと揺れ、とうとう崩れてしまった。
崩れた石は山から転げ落ち、山のてっぺんからふもとの村までずっと続いていたそうだ。そしてあまんじゃくはその石の下敷きになってしまったのか、それから村には二度と姿を現さなかったということだ。

情報源:http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1393

よく見たら取れそうじゃないか!という気負いは、間違いなく身を滅ぼすという教訓です。俺でもできる!と思ってすぐに実行しなくても、まずは調査して本当に取れるのかの確認してみてはどうでしょう?そして、取ろうとしてがんばってみたものの失敗したときは…すぐに反省しましょう。地団駄を踏んで、もう一度失敗しないために!

それか、最近はやりのリーンスタートアップを就業時間外で試してみては?これなら、この天邪鬼のように大きく失敗して転がり落ちずに、小さい失敗と小さい成功を積み重ねて大きい成功をつかみとることができるかもしれません。

そういえば今日ネットサーフィン(死語)をしていたら、こんな記事を見つけました。

情報源:http://delete-all.hatenablog.com/entry/2016/04/05/080000

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とはプロ野球の野村克也元監督の言葉である。敗北の原因を追究することの大事さをあらわした言葉だが、どうだろう?最近は敗北や失敗から目を背けるかのごとく、華やかなサクセスばかりが取り上げられてはいないだろうか。ところで我が営業部は直近10年で一年以内離職率9割に迫らんとする素晴らしい職場である。いわば僕は辞めていく同僚を見送ってきた《退職おくりびと》。今回は退職おくりびとの僕が30名の同僚たちが退職時に残した言葉を紹介したい。

負けるときっていうのは、やっぱり負けるんですよね…

 

うばすて山

あらすじ

昔ある山奥に、六十歳以上のお年寄りは親であっても山へ捨てなければならない、というお触れ(ルール)がある所がありました。
この村に一人の息子と年老いた母親のすむ家がありました。とうとう母親が60歳になり、泣く泣く息子が母親を背負って年寄りを捨てる山(うばすて山)へ登って行きました。
背負われながら母親は「息子が帰り道に迷わないように」と、道すがら木の枝を折って道しるべを作っていました。山奥に母親を降ろした息子は、フラフラともと来た道を帰り始めましたが、どうしても母親を置いて帰る事ができず、急いで引き返して母親をおぶって家に走り帰りました。
母親を連れ帰った息子は、こっそりと家の床下に隠し部屋を作り、そこに母親を隠しました。そして、素知らぬ顔をして毎日を過ごしました。ところがある日、隣国が「灰で縄を編め、さもないと攻め込むぞ」と、難題をふっかけてきました。困った殿さまは国中におふれを出し、良い知恵がないかと問いました。
この話を聞いた母親は「固く編んだ縄を塩水につけて、乾いたら焼けばいい」とナイスアイディアを提示しました。息子は言われたとおりに灰縄を作り、お殿様へ持って行きました。これで助かったと喜んだお殿様は、沢山の褒美を息子に与えました。
しかし、隣国はまたまた難題をふっかけてきます。「七節の曲がった竹に糸を通してみよ」「叩かないでも鳴る太鼓を作れ」と、なんやかんや難題を出しましたが、母親の知恵のおかげですべて解決する事ができました。
殿さまは、このアイディアが60歳を過ぎた母親の知恵だった事を知り、それからはお年寄りを捨てる事をやめさせたそうです。

情報源:http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=28

社長や部長、直属の上司が言った言葉。いままで、大人から言われることは小言ばかりだ!なんて思っていた過去は水に流しましょう。目上の人たちが「なんでこういうことを言ったのかな」と、毎回”Why”から考えましょう!年寄りには知識と経験の両方があり、そこには自分の中には無いアイディアが詰まっています。

「自分だってできる」とか「教えてくれればやれます」とか、そういうのはできるようになったら思わなくなるものです。”実(みの)るほど、頭(こうべ)を垂(た)れる稲穂(いなほ)かな”とはよく言ったもので、何かを理解するほど聞くことや頭を下げることができるようになるものです。

まずは聞くこと。そしてそれを実践することが大事です。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。個人的にはうばすて山の教訓は、信じられないほど胸に刺さります。自分も起業して失敗した人なので^^;
知識と経験、そしてアイディアが合わさったとき、初めて人の役に立つ社会人になれるものです。

自分の能力を過信せず、慢心せず、日々勉強ですね!
私もまだ勉強している最中ですから、まだまだ新社会人なんかには負けません!
(といっても、もうザッカーバーグに追い越されまくってますけど)

たまにこういう話しを書きたくなりますよね!なんか俺のほうが先輩だぞ的な!定期ですね!

それではまた書きたくなったらいい話っぽいの書きますノシ


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この記事のライター

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ヒゲとサングラスのひげさんです。ガンダムからこの業界に入ったロボット系アニメ好きな人です。中学生の娘との談話や懐古的な記事が中心になるかと思いますが、いい年の人も若い人も読みやすい記事を心がけていきます。

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