良作アニメの原作小説・ラノベおすすめ【10選】

みなさまこんにちは。

みなさま、今期のアニメはなにを見ていますか?私はちょっと忙しくて鉄血のオルフェンズしか見ていません・゚・(ノД`)・゚・

さて、いままで見てきたアニメの中で、原作も目を通したという方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

マンガが原作の作品ならば原作を見たことがある方も多いと思いますが、小説やラノベは見たことない…という方に、今回は、アニメもよかった!原作もよかった!と私が思う作品を紹介いたします。

原作を読むと、「◯◯はアニメだとこうだけど、原作だとこの部分がいいんだよね。」と本当にそのアニメの世界観を理解して語ることができるようになります!そして、作品の魅力をもっと深く知ることで、そのアニメをもっと愛することができるようになります!

また、私は(30代なので)長くアニメにふれていることもあり、原作とアニメの表現の違いをかんがえるのも大好きです!

  • なぜこの場面をカット!?
  • ヒロインを扱う空気が違う
  • そこはもっと説明があっても時間がないのはわかるけども

などと、いろいろ考えます。原作を見てはアニメを見る、アニメを見ては原作を見る。アニメーターさんの心意気や表現方法を見ることも、音楽を楽しむことも、原作とアニメの両方の違いを見ることはとても楽しいことです。

ということで、みなさんにぜひアニメを見て、原作も読んでいただきたいなと思う作品を紹介いたします。アニメになった部分は、原作のほんの一部(もしくは全部)です。興味があるものはぜひ手に取ってみてください!

1. ソードアート・オンライン

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紹介(Wikipediaより抜粋)

第1部。収録巻:第1・2巻(黒の剣士/心の温度/朝露の少女/赤鼻のトナカイ)、第8巻(圏内事件/はじまりの日)

2022年、世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」(SAO)の正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは完全なる仮想空間を謳歌していた。

しかし、ゲームマスターにしてSAO開発者である天才プログラマー、茅場晶彦がプレイヤー達の前に現れ、非情な宣言をする。SAOからの自発的ログアウトは不可能であること、SAOの舞台「浮遊城アインクラッド」の最上部第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法であること、そしてこの世界で死亡した場合は、現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを……。

それから2年、最前線は第74層、残りプレイヤーは6147人となっていた。プレイヤーの一人である少年キリトは、ソロプレイヤーとして最前線で戦っていた。ひたすら最前線で戦うキリトは、同じく攻略組として戦い続ける女流剣士アスナとの絆を少しずつ深めていった。

アインクラッド編は「ゲームでの死=現実の死」という恐怖感のなか、1年以上にも渡ってゲームを続けていく主人公たちを追いかけていきます。

この「死の恐怖に対する描写を含んだゲームという非現実な現実」というところに、この作品の価値があるんじゃないでしょうか。

キリトよりもアスナにメロメロになってしまいます。こんな子3次元にいるのかよ!

最近人気のLiSA(リサ)さんや藍井エイルさんがOPを歌っていましたが、作品の雰囲気にあっていてステキでした。

2. 人類は衰退しました

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紹介(Wikipediaより抜粋)

人類が物質文明の哀れな末路を辿り始めて早数世紀、人類よりも遥かに高度な文明を持つ新たな人類、「妖精さん」が存在した。「わたし」は祖父の仕事を継ぐために調停官となり、妖精さんと旧人類との間を取り持つ役目を負うこととなる。そんな中、町では奇妙な出来事が起こり始める。

ほのぼのとした主人公(私)の一人語り的な作品です。妖精さんがかわいいです。私ちゃんもかわいいです。このかわいさを楽しんでいたらあっという間に読了してしまいます。

アニメもかわいさとおまぬけ感が満載で、OP曲と踊りが「あーこれこれ」ってなる感じでした(雰囲気がきちんと表現されていました)。

3. 楽園追放

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紹介(Wikipediaより抜粋)

ナノマシン技術の暴走で地上文明が崩壊してしまった「ナノハザード」[2]により、廃墟と化した地球。人類の98%は地上と自らの肉体を捨て、データとなって電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。

西暦2400年現在、そのディーヴァが異変に晒されていた。謎の存在「フロンティアセッター」によるディーヴァへのハッキングを地上世界から受け、生身の身体・マテリアルボディを身にまとって地上世界へ降り立った捜査官アンジェラは、現地の地上捜査員ディンゴと共に謎のハッカー・フロンティアセッターと世界の謎に迫る。

人類は衰退しましたと打って変わった、近代的な発展をとげた未来のお話。バーチャルリアリティが現実になった世界とその時の地球を描いています。

緊迫感のあるストーリーと、「バーチャルリアリティに住む」という非現実と現実のいりまじった雰囲気を味わえます。

原作と映画ではやっぱりちょっと(ではないかも)違います。違和感を持ってしまうと「原作は原作、映画は映画」と切り分けないと楽しめなくなっちゃうかも。

ぐぎみー(こと「 釘宮理恵 」さん)ファン目線で言うと、彼女の声のツンとした中にある優しさを感じることができる作品です。

4. まおゆう

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紹介(Wikipediaより抜粋)

人間と魔族が長く戦争を続けている世界……。強大な力を持つ「勇者」は、魔王を倒して人間世界を救うべく魔王の城に乗り込んだ。だが、そこで彼を待っていたのは、人間の女性そっくりの「魔王」であった。

彼女は勇者と戦おうとはせず、勇者に自分のものとなるよう契約を求めてきた。あくまで魔王と戦おうとする勇者に、魔王は冷静に人魔間の状況を語り、現在の社会秩序や経済活動が戦争に依存しており、魔王を倒しても根本的解決にならないことを説く。彼女の願いが終戦による破局でも戦争の引き伸ばしでもない、争いや飢えのない新たな可能性であること、そのために勇者の協力を求めていることを理解した勇者は、彼女の契約を受け入れる。

ふたりは「紅の学士」「白の剣士」と身分を偽り、「丘の向こう」を目指して改革に着手する。馬鈴薯の栽培にはじまり四回転式の畑の利用法、風車による灌漑など、冬の国はみるみる国力を高めていった。また、極光島奪還など、軍事面でも目覚ましい活躍を見せる。

しかし、それを快く思わない国もある。聖王国を始めとする中央諸国だ。南部諸王国をいつまでも中央の鎖につないでおきたい勢力は、紅の学士を異端であるとして処断しようとした。折悪く、紅の学士(魔王)は歴代魔王の霊を鎮めるために魔界へと赴いており、メイド姉が代理を務める。その異端告発の壇上で、メイド姉は「精霊さまがくだされた自由を手放すな」と訴える。

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

から始まるストーリー。

魔王も勇者も本当は平和を目指しているという、ロールプレイングゲームの視点(勧善懲悪)とは離れた現実味のあるストーリー。本当に「みんなが幸せになる」なんてことができるのかなと、考えさせられる内容です。

まおうちゃんがかわいいんです。

5. ブレイブストーリー

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紹介(Wikipediaより抜粋)

三谷亘(ミタニ ワタル)は小学5年生。成績はそこそこで、テレビゲームが好きな普通の少年だった。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。ある日、亘は幽霊が出ると噂される”幽霊ビル”で、要御扉(かなめのみとびら)に出会う。そこを潜り抜けると、亘たちが住んでいる現世(うつしよ)とは違う不思議な世界・幻界(ヴィジョン)が広がっていた。

数日後、夜中に目が覚めた亘は、気分転換に散歩に出かけたが、たまたま幽霊ビルで隣のクラスの優秀な転校生・芦川美鶴(アシカワ ミツル)が上級生・石岡に痛めつけられている現場に居合わせてしまう。助けようとした亘もまた暴力を振るわれるが、亘によって解放された美鶴は魔術を使って漆黒のバルバローネを呼び出した。そして、上級生に反撃する。最後には、バルバローネは上級生たちを飲み込み、魂を奪ってしまった。夢としか思えないその光景が亘の心を掴む。そして美鶴は姿を消した。

そんな中、亘の父が突然「昔愛した女性と復縁する」、と離婚を宣言して家を出て行ってしまう。その愛していた女性、田中理香子のお腹にはもう子供がいた。ショックで亘もろとも親子でガス自殺をしようとする母。ガス漏れにも気付かず眠っていた亘を起こしてくれたのは、行方不明になっていた美鶴の声だった。

「運命を変えたかったら、幻界へ行け」というミツルの呼びかけに応じ、家族を取り戻す為、母と自分の運命を変える為に幽霊ビルの階段の上に現れた要御扉を通って、亘は再び幻界へ……。

主人公が異世界にいって旅をするという王道ストーリー。しかし、主人公ワタルが背負っているものが現実的に大きくて、いろいろ考えさせられます。

アニメでは時間の関係か、かなりのストーリーがカットされているので「あれ?」と思うところもしばしばあり、主人公の勇気的な面が強調されているように感じました。

小説では、ワタルのなんだかモヤモヤしている気持ちが、周りの力を借りながら、整理されていくところが見所になると思います。

6. GOSICK

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紹介(Wikipediaより抜粋)

ソヴュール編(一期およびアニメ版)

時は1924年、第一次世界大戦後のヨーロッパ。ソヴュール王国の貴族の子弟の為の寄宿学校・聖マルグリット学園に在籍する日本からの留学生・久城一弥は、天才的な頭脳と美しくも長い金髪を持つ同級生の少女・ヴィクトリカと共に様々な事件に遭遇する。当初は時に気まぐれで常にわがままなヴィクトリカの態度に翻弄される一弥。だが彼女に振り回されるうち一弥はヴィクトリカが抱えている複雑な出生による哀しみや、他ならぬ彼女の素の可愛らしさを見出し惹かれていき、彼女をなんとかそこから救い出したいと願うようになる。一方のヴィクトリカもまた、無私の想いで自らに接してくる一弥を憎からず思い惹かれるようになっていく。だが、そんな若い二人をあざ笑うかのようにソヴュールという国家の闇が、さらには世界の歪みが彼らを呑みこんでいく。時は第二次世界大戦直前、ヴィクトリカをめぐってソヴュールの奥で暗躍する、彼女の実家ブロワ侯爵家。一方でヴィクトリカの実母にして侯爵家に反旗を翻す「灰色狼」コルデリア・ギャロと彼女に付き従う謎の奇術師ブライアン・ロスコーすらも不気味にうごめく。一弥とヴィクトリカは時代の荒波にもまれながらも、自らの運命を切り開くために、彼らと対峙していこうとするのだが、時代の趨勢はそんな若い二人をも無情に引き離し、大戦の嵐の中でその身と心を切り裂いていく。すべてが終わった時、自らの身に科せられた謎を解き終えた小さな少女は想い人の故国たる極東の小さな島国で、一人の青年を待ち続けていた。やがて大陸よりの引き上げ船が、かの国の港へとたどり着いたとき、船から降りたその青年は真っ直ぐ、少女の下にその足を進めた。激動の中で青年となった、かつての留学生の少年は、戦場の中で傷痍の身となり足に難を抱えていた。小さな少女は、苦難の果てに少年が愛してくれた長い金髪から黄金の色を失った。それでも身も心も傷つきながらも互いの存在のみを生きる支えとした、かつての少年と少女は、桜の下で二度と離れぬ事を誓った。

この作品はミステリー(探偵もの?)のほうに分類されると思います。

桜庭一樹さんの説明力!アニメの展開が見えてきそうなくらい、カメラワーク抜群の文章力です。

ヴィクトリカのかわいさ、生まれの事情の悲しさ、久城くんの一途な気持ちがすっとした読後感をもたらします。

7. 狼と香辛料

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紹介(Wikipediaより抜粋)

旅の青年行商人クラフト・ロレンスは、商取引のために訪れたパスロエ村を後にした夜、荷馬車の覆いの下に眠る1人の密行者を見付ける。それは「ヨイツの賢狼」ホロと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ少女であった。

ホロは遙か北の故郷「ヨイツ」を離れての放浪の中、パスロエ村の麦に宿った狼であった。ホロは神と呼ばれ、長年村の麦の豊作に尽くしていたが、農業技術の進歩によってないがしろにされるのを感じ、望郷の念を募らせていた。そしてついに収穫祭の日、通りかかった荷馬車の麦束に乗り移って村を脱出したのであった。

少女が狼の化身であることを知ったロレンスは、彼女を旅の道連れとした。2人は行商の途中、様々な騒動に巻き込まれながら、ホロの故郷を目指して旅をすることになる。

神様を拾った(というか出会った)主人公の人生のお話。

神様の力をあまり借りずにいこうというロレンスと、もう少し頼ってよというホロの気持ちが、難しい経済系のストーリーをぐっと引き立てています。

そばにいるだけで力が湧いてくるっていいなぁって純粋に思える作品です。

8. 空(から)の境界

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紹介(Wikipediaより抜粋)

第一章 俯瞰風景 Thanatos.

1998年9月、観布子市では少女による飛び降り自殺が多発していた。自殺した少女たちの関連性は不明で、場所はきまって巫条ビルという取り壊しの決まった高層ビルだった。両儀式はその巫条ビルの上空に浮遊する少女たちを目撃する。そんな中、式の友人である黒桐幹也が巫条ビルに近づいたのを機に昏睡状態に陥ってしまう。暦が9月に差し掛かろうとする頃、式は幹也を取り戻すため、夜の巫条ビルに赴く。

作品がまとっている血の匂いと深みがアニメにも宿っていて、どちらを読んでも不思議な気持ちになりました。

アニメの歌を担当している梶浦さん・Kalafinaさんの音が、小説を読んでいても頭に流れます。この作品以後、Kalafinaさんのファンになりました!本当に美しい音色・声色です!

文章の印象を音に表現し、映像に表現するってすごいな!って思った作品です。

9. 涼宮ハルヒの憂鬱

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紹介(Wikipediaより抜粋)

東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」

高校入学早々、この突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。美少女なのだが、その性格・言動は変人そのものであり、クラスの中で孤立していた。しかし、そんなハルヒに好奇心で話しかけた「ただの人間」である、キョンとだけは会話をするようになる。

ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめる部活がないことを嘆いていたハルヒは、キョンの発言をきっかけに自分で新しい部活を作ることを思いつく。キョンを引き連れて文芸部部室を占領し、また唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、メイド兼マスコットとして上級生の朝比奈みくるを「任意同行」と称し拉致。さらに5月という中途半端な時期に転校してきた古泉一樹(ハルヒ曰く「謎の転校生」)を加入させ、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。

ところが団員として集まったキョン以外の3人は、それぞれ本物の宇宙人、未来人、超能力者であり、キョンはSOS団の結成と前後して、3人からそれぞれ正体を打ち明けられる。彼らが言うには、ありふれた日常に退屈し非日常を渇望しているハルヒこそ、彼らにとって解析不可能な超常現象を引き起こす原因となっている未知の存在なのだが、ハルヒ本人にはその自覚がないのだといい、彼らはそのことを彼女自身に悟られずに観察するため派遣されてきたのだという。当初は虚偽申告だと思っていたキョンも、間もなく実際に超常現象に巻き込まれて命の危険に晒されたことにより、彼らの言葉を信じざるを得なくなる。

そしてキョンとSOS団の団員たちは、非日常を待ち望んでいるハルヒ本人に事実を悟られないように注意しつつ、ハルヒ自身が無自覚な発生源となっている超常現象を秘密裏に解決したり、宇宙人や未来人や超能力者たちの勢力の思惑に振り回されたり、ハルヒが気紛れで引き起こしたり持ち込んだりする日常的なトラブルに付き合ったりする日々を過ごすことになる。

とんでも女に振り回される主人公の一人語り視点の作品。

ツンデレとか、変態女とか、ラベリングたくさんできそうなハルヒですが、愛せる人柄なので、主人公キョンと同じく、最後にはかわいいしまぁいっかってなります。スタイルいいしまぁいっか。ほんとかわいいは正義です。これがリアルです。

キョンの語り口調が読みやすく、すぐに1冊読み終わっちゃいますよ!

ハレ晴れユカイを踊ったのがもう10年も前だなんて…!

10. 境界線上のホライゾン

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紹介(Wikipediaより抜粋)

人類が天上から戻った時代。人々は、唯一人類が地球上で生活可能な土地「神州」で改めて人類が天上へ戻ることを目的として、「聖譜」に従って過去の歴史を再現していた。

しかし、100年ごとに更新されるはずの聖譜記述がなぜか更新されず、世界は終焉へと向かっていた。

そのなか、極東に唯一認められた独立領土、巨大航空都市艦「武蔵」で、主人公・トーリは昔死んだはずの少女、ホライゾンに告白すると宣言する。その翌日三河が、地脈炉の暴走により消滅し、ホライゾンが極東が所有を禁止されている大量破壊兵器「大罪武装」焦がれの全域であることが分かる。

大罪武装の返還と三河消滅の責任をとるため自害することになったホライゾンを救うための大義名分として挙げた、大罪武装の収集による末世解決を行うため大罪武装を手に入れるための戦争を始める。

本が立つ!それほど分厚いのでこころして手をつけるべき作品。だいたいどこの本屋さんに行ってもすぐに見つけられるところがこの作品のすばらしさです。(だいたい通常の3倍くらいの本が8冊くらいならんでたらこの作品です)

重厚なストーリーと、緻密な描写で、気がつくと3時間くらい読みどおしなのに半分も進んでいません!

頭の中で映像化しようとチャレンジして失敗してしまいそうな人は、先にアニメを見てから原作を読むと、「10ページ以上あったバトル表現が2秒に!」という凄まじい分量を次々に解決するアニメに圧倒されます。

アニメしか見ていないと背景がわからずに「なんでそこでそういう展開になるの?」となってしまうので、両方見て楽しむべき作品かと思います。

アニメ後に原作を読むと、幕間の「ねーちゃん、ねーちゃん」「なーに愚弟?」の説明ページが圧倒的なリアルさで再現できるため、ねーちゃんまじでいい女です。二代との舞うところは、この作品の「強さとは力だけではない」という価値を読者に浸透させるところで、ねーちゃんまじでいい女です。

キャラクターが巨乳系で挿絵もエロめなので、電車で読むときは周囲への気配りが必要です。またカバンに入れるとお弁当を入れるスペースがなくなるかもしれません。

番外1. 銀河英雄伝説

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紹介(Wikipediaより抜粋)

西暦2801年を宇宙暦1年とした遥かな未来。その勢力圏を銀河系にまで拡大させた人類は人類統一政府である銀河連邦を成立させるが、やがて進取の精神を失い、その政治体制は長い年月を経て腐敗していった。社会の閉塞感を打破する強力な指導者が求められる中、各地に出没して人々を悩ませ続けた宇宙海賊を壊滅させた連邦軍の英雄ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムは、やがて政界に転ずると民衆の圧倒的支持を得て強大な政治的権力を掌握し、首相と国家元首を兼任して終身執政官を自称、独裁政権を確立した。宇宙暦310年に至って、「神聖にして不可侵たる」銀河帝国皇帝に即位して銀河帝国を建国、新たに帝国暦1年とした。みずから信奉する正義を疑わぬルドルフは、共和主義者を中心とした反対派を弾圧・粛清し、議会を解散して専制政治へと移行させた。共和主義者を排斥し弱者を社会から排除するその支配は苛烈を極める一方、自身を支持する「優秀な臣民」に対しては特権を与え、帝国を支える強固な貴族階級を形成した。ルドルフの死後も、至高の権力をえるのはその子孫にかぎられ、世襲だけが権力の移動のあるべき姿になったかにみえた。

共和主義者たちはルドルフの死後も帝国の圧政に耐え忍ぶ日々が続いたが、帝国暦164年、アーレ・ハイネセンを中心として、辺境の流刑地で密かに天然ドライアイスを材料とした宇宙船を建造して帝国からの逃亡に成功した。彼らは銀河系の深奥部に歩を踏み入れ、半世紀に及ぶ道程の中で指導者ハイネセンを事故で失うなど苦難の末、帝国暦218年、ついに安定した恒星群を見いだし、そこに自由惑星同盟を建国した。民主共和政治を礎とする銀河連邦の正当な後継者との誇りから、宇宙暦を復活させ、勤勉さと情熱によって国家体制をととのえ、多産を奨励し、急速に勢力を拡大させた。

一方の帝国ではルドルフの死後3世紀を経て、さしも強固だった体制の箍も緩み、貴族たちは権力闘争に明け暮れ、規律や統制は形骸化した。恒星フェザーン星系においては、地球出身の大商人レオポルド・ラープの異常なまでの説得、そして賄賂を伴う工作により、皇帝の主権の下にありながらも内政に関してほぼ完全な自治権を有した商業国家のフェザーン自治領が形成された。帝国暦331年に発生したダゴン星域会戦で、かつて辺境の惑星から失踪した共和主義者が暗礁宙域の彼方に築き上げた自由惑星同盟の存在が知れると、帝国はこれを帝国領辺境の「叛徒ども」と称し征服すべき対象と見なした。一方で、権力闘争に敗れた貴族や犯罪者は同盟を亡命先に選び、同盟側も「来る者は拒まず」の精神で受け入れたが、次第に変質していくこととなり、建国当初の理念は薄れていった。

こうして人類は、専制政治を敷く銀河帝国と、民主共和制を唱える自由惑星同盟、および商業を中心としたフェザーン自治領の3つの勢力に分かれ、フェザーンがその経済力と政治工作により勢力を拡張する中、帝国-同盟間では慢性的な戦争状態が150年にわたって続いていた。この長く不毛な戦いが永遠に続くかに思われていた宇宙暦700年代末、2人の英雄が出現し、人類の歴史は大きく展開し始める。

宇宙暦776年/帝国暦467年、銀河帝国において、貴族とは名ばかりの貧家に生まれたラインハルト・フォン・ミューゼルは、敬愛する姉のアンネローゼが皇帝の後宮に納められたことで、ゴールデンバウム王朝への憎悪を抱き、彼女を取戻すだけの力を得るために親友のジークフリード・キルヒアイスとともに帝国軍幼年学校に入学して軍人となる。やがて、腐敗したゴールデンバウム王朝を打倒し「宇宙を手に入れる」という野望を抱いたラインハルトは、その天才的な軍事的才能とキルヒアイスの補佐によって武勲を重ね、驚異的なスピードで昇進していく。ローエングラム伯爵家の家名を継ぎ、ラインハルト・フォン・ローエングラムとなった彼は、ついに20歳にして帝国元帥に就く。後に「常勝の英雄」「獅子帝」と呼ばれた彼のもとには、現体制に不満を抱く若き才能が集まり、腐敗した体制のもと既得権益をむさぼる貴族からの反発の中にあって確固たる勢力を確立する。

一方、自由惑星同盟では、本来は歴史研究家志望であったものの、両親の死により歴史を無料で学ぶ方便として士官学校に入学し、不本意ながらも軍人になったヤン・ウェンリー(宇宙暦767年生まれ)が、本人の意思とは裏腹に歴史の表舞台に担ぎ上げられようとしていた。ヤンは暴力機関としての軍隊を嫌い、退役生活を夢見ながらも、その軍事的才能によって望まぬ武勲を重ね、やがて提督に抜擢された。後に「不敗の名将」「魔術師ヤン」「奇跡のヤン」と評されたヤンは、母国の政治体制の腐敗を嘆き、戦争への懐疑を抱きながらも数々の戦いに身を投じることになる。

ラインハルトとヤンは、アスターテ会戦(アニメ版では第4次ティアマト会戦)において初めて対峙し、お互いの軍事的才能を認め合うこととなる。

その後、ヤンは、難攻不落と言われた帝国軍の要衝・イゼルローン要塞を、味方の血を一滴も流すこと無く攻略した。同盟軍はさらなる勝利を求めて帝国領内への侵攻を試みるが、ラインハルトの前に壊滅的大打撃を受けて敗退した。

ラインハルトはこの大勝利によって立場を強化し、さらに皇帝崩御に伴う後継者争いに端を発した内戦によって、帝国内の門閥貴族勢力を駆逐して帝国の実権を掌握する。だがその過程で、自分の半身も同様の存在であるキルヒアイスを自らの過失によって失い、次いで姉・アンネローゼにも決別を告げられる。ラインハルトにとって余りにも大きなこれらの代償は、以降の彼の覇業に大きな影を落とすことになる。

一方、帝国領侵攻作戦で大敗を喫した自由惑星同盟は、さらにクーデターによる内乱で著しく国力を疲弊させ、国防は難攻不落のイゼルローン要塞と、その総責任者となったヤンの知略に頼る他になくなっていった。ヤンはラインハルトの戦略をたびたび看破しながらも、自らは文民統制を固持し続け、状況は自由惑星同盟にとって憂慮する方向へと進んでいく。

そして宇宙暦798年/帝国暦490年、ラインハルトは自由惑星同盟への大規模な侵攻作戦、「神々の黄昏(ラグナロック)」を発動する。様々なしがらみを抱えながらも、それを迎え撃とうとするヤン。

ここに「常勝」と「不敗」の対決が始まり、さらに多くの会戦、陰謀、事件が複雑に絡み合って、銀河の歴史はさらに加速していく。

あらすじを読むだけでも原稿用紙23枚分くらいあります!このお話は、すっごく長いです!

民主主義と帝国主義(社会主義)について考えさせられるテーマの本作品。しかし、登場人物たちの会話によって、物語の複雑さがすっきりと整理されており、壮大なストーリーがすっとしみこんできます。

まず原作である小説を読んでからアニメを見ると、キャラクターがいきいきと動いている感動が味わえることまちがいありません!超豪華声優陣が表現するスペースオペラは、圧倒的です。

艦隊数が文字で表現されるのと、光の点として表現されるのでは、受け止め方がぜんぜん違うんだなーと思いました。高校生のころに、全話を一気見したことを思い出します。

番外2. ムーミン

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紹介(Amazonの内容紹介から抜粋)

小さなトロールと大きな洪水

ムーミンパパはいないけど、もう待っていられない! 冬がくる前に家を建てようと、おさないムーミントロールとママは、おそろしい森や沼をぬけ、荒れ狂う海をわたり、お日さまの光あふれるあたたかい場所をめざします。
仲のよいムーミン一家にこんな過去があったなんて。スニフがまだ、名前をもたず、「小さな生きもの」だったころのお話。

もしかしたら10代や20代のみなさんは、ムーミンのアニメを見たことがないかもしれません。

私がなぜここでムーミンを取り上げるかというと、この作品は原作とアニメがまったくの別物なのです。Wikipediaなどにも記載のあるとおり、原作者からクレームが入っています。なぜアニメがこうなってしまったのか。原作の雰囲気はなぜアニメーターに受け入れられなかったのか。非常に考えさせられるテーマです。

もし、「アニメを作りたい!」と考えているあなた!まずはムーミンの原作を読み、ムーミンのアニメを見てください。きっと、「誰のためにアニメを作るのか」ということを深く考えるいい教材となると思います。

さいごに

さて、10+2で12作品、いかがでしたでしょうか。

もう少しで冬休みですね。アニメを一気見したあと、原作小説・ラノベも見る!

「アニメばっかり見てないで、たまには本でも読みなさい!」なんてお母さんに言われる前に、すこし原作の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。

※タイトル画像引用 http://unknownmaterial.blog94.fc2.com/blog-entry-282.html


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ヒゲとサングラスのひげさんです。ガンダムからこの業界に入ったロボット系アニメ好きな人です。中学生の娘との談話や懐古的な記事が中心になるかと思いますが、いい年の人も若い人も読みやすい記事を心がけていきます。

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