一年に読む漫画の数は100冊以上の漫画大好きtez200000です。

今回は作り込まれた世界観や設定で漫画・アニメファンを虜にしている「亜人」の最新刊8巻が5月6日に発売されたので紹介したいと思います。

(引用:http://manga-kuroyan.com/wp-content/uploads/2016/04/ajin_manga8.jpg)

亜人とは？

(引用:http://http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shikiyu/20160404/20160404105616.jpg)

亜人とは、物語の舞台となる時代背景から遡ること17年ほど前、アフリカで発見された死なない人間の名称です。
更に亜人はIBMという黒い物質でできた人型の生き物（？）を操ることができます。
この黒い物質は同じ亜人にしか見えません。
亜人は死なないという特性から研究対象として狙われ、一部の亜人は捕獲され非人道的な人体実験をされてきました。

そんな状況から自身の特性を利用し社会へ引き金を引こうとする亜人も出てきています。

8巻の見所は亜人・田中の心境描写！！

8巻の見所はなんといっても、亜人・「田中」の心境の変化です。

田中は人間社会に反抗する亜人グループの一員として、亜人を迫害してきた企業や政府関係者を次々と襲撃します。

そして本巻で田中への非人道的な人体実験を行った「フォージ安全」の責任者「季」の目の前までたどり着きます。

田中は季に復讐するため銃で撃ち殺そうとしますが、咄嗟に季がつぶやいた「あの時は……ごめんなさい」の一言で引き金を引くことを躊躇ってしまいます。

その隙に主人公「永井」の作戦により黒い霧状のIBMに囲われてしまい（IBMは亜人にしか見えない＝亜人に対してのみ有効な目眩ましになる）麻酔銃で撃たれ仲間の「ゲン」と「高橋」と共にあっけなく捕獲されてしまいます。

その後反社会亜人グループのリーダー「佐藤」により救出された田中は「亜人対策委員会」のメンバー「下村」（彼女自身も亜人）と対峙した際も「あなただって正しいと思ってこんなことしてるワケじゃないでしょ？」と諭されます。

核心を突かれた様子で反論できない、田中。

そもそも田中は、亜人であることから研究対象になり、亜人対策委員会と関連企業（＝国家）によって繰り返し致死傷の人体実験をうけたことから国家や人間を恨むようになりました。

その状況から救ってくれた佐藤を崇拝し仲間になっています。
また彼なりの正義として、自身の行為で他の亜人が自分の様な人体実験被害に合うことを防げるとの思いもあります。

田中の本質は善人で、国家の非人道的な行為で人格が歪んでしまったのです。

しかし、佐藤の行動を間近で見るうちに疑問を覚え始めています。

しかし、これまで自身が起こしたテロ行為でたくさんの被害者も出している分、引くに引けない状態の田中。

今後の行動に注目が高まります。

佐藤はやっぱりイカれていた！！

田中達が捕獲された事を受け、「亜人が死亡した際、最も大きい身体のパーツを起点に再生する」という特性を利用し、揚げ物にした自身の手首（！！）をフォージ安全に送り込み、砕木機に投身し粉々になる（！！！）→フォージ安全社内に侵入という作戦に出ます。

対佐藤グループの作戦を立案していた永井も、佐藤が自身を粉々にして転送するとは予想していませんでした。。

何故なら、不死と言われる亜人も、頭部を失う様な死因を経て復活した「自分」が「今までの自分」である確証が持てないため、頭部を失う様な行動は意識的に避ける習性があるからです。

しかし佐藤は本来亜人が越えられないハードルを躊躇なく跨ぎます。

永井の予想よりも佐藤の狂気が上回った瞬間でした。

佐藤が常人と異なる点は、はゲーム（戦闘）そのものに執着するものの、自らゲームの難易度を上げるような行為を楽しみながら行える点です。

しかし、いかに佐藤が永井の予想外の方法を取りつづけたとしても、戦闘員人数・設備構造・武器・etc…大きなハンディキャップを佐藤グループが背負っている事は変わりません。

目的達成（フォージ安全社長の殺害）の上、ビルから脱出することは難しいのではないでしょうか。

次巻ではそんな常識をくつがえすような、予想外の展開で驚かせてくれるのではないでしょうか…！！

亜人第9巻の発売日は？

「亜人」第9巻の発売は10月7日であると「good!アフタヌーン」で情報公開されました。
9巻にもアニメDVD付きバージョンも販売されます。5ヶ月後ということで、待ち遠しいですね。
現在は映画も公開されていたりと漫画が発売されてなくてもいろいろな媒体で亜人が楽しめるのでそちらも注目です！