【ネタバレあり】劇場版『名探偵コナン純黒の悪夢』の感想!

はじめまして!今回より記事を執筆させていただくmorichocと申します。

突然ですが、皆さんは『名探偵コナン純黒の悪夢』をご覧になりましたか?

大のコナン好きである私はもちろん観ております。

毎年、GW恒例の映画で、すでにご覧になった方も多いかと思います。

そこで今回は、作品のあらすじや見どころなどを振り返ってみたいと思います。

※ネタバレ要素を含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!!

 

20周年を記念した超大作!

コナン1

今作では、原作でも大人気の黒の組織が絡む物語。2009年公開で13作目の『漆黒の追跡者』以来7年ぶり3作目の登場です。公安警察の潜入捜査官であるバーボンこと安室透、同じくCIAのキールこと水無怜奈が劇場版で初登場する他、過去に潜入していたFBIの赤井秀一も登場します。また、物語のキーとなる謎の女性にはゲスト声優の天海祐希を起用。これまで前作『業火の向日葵』を抜いて興行収入50億円越えの記録更新、シリーズ全体で600億円越えを達成するなど大ヒット中です。

 

気になるあらすじをご紹介!

工藤新一の体を江戸川コナンの姿に変えてしまった黒ずくめの組織。ある日、ドイツ、カナダ、ロンドンと世界各国で、彼らによる暗殺事件が発生。そして舞台は日本に。。。

 

一方、コナンと少年探偵団一行は、世界初の二輪式巨大観覧車を見るためにリニューアルオープンした東都水族館へ。そこで、左右の瞳の色が違う”オッドアイ”を持つ謎の女性と出会います。記憶喪失である彼女を救うため、コナンたちは共に行動することになります。

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しかし、この女性、実は黒ずくめの組織の一員で、コードネームはキュラソー。警察庁からノック(組織に潜入している捜査官)リストを盗んでおり、安室と赤井から追われていたのです。リストが組織に渡ると、安室と同じく水無の正体もバレてしまうだけでなく、世界中の諜報機関が壊滅しパニックに。彼女を連れ戻すべく黒ずくめの組織のジンやベルモットらが動く中、コナンは安室と赤井と共に事件を追いかけます。

 

それでは作品を振り返ってみましょう!

推理要素は少ないものの、ド派手なアクションが満載!

名探偵コナンの見どころと言えば、もちろん登場人物たちが事件を解決していく推理要素。ですが、それと並ぶほど登場する要素が、阿笠博士の発明アイテムを駆使したコナンのアクションシーン。特に、今作は劇場版であること、黒の組織が関わっているということで、今まで以上にド派手なアクションシーンが満載です。

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キュラソー、安室、赤井による三つ巴のカーチェイスは、冒頭から度肝を抜かれます。また、オスプレイを使用してキュラソーを奪還しようとする黒ずくめの組織の作戦は、現実味に乏しいですが、映画だからこそできる大胆な発想です。

 

事件の謎を少しずつ明かしていくというのがいつものコナン。今回はどちらかと言うと、ある程度明かされた謎を基に危険な状況を打破していくアクション映画と捉えるほうがいいと思います。推理要素を期待している方には物足りないと感じるかもしれませんが、ドキドキハラハラで画面に引きずり込まれ、見終わった後には爽快感が残りますよ。

 

物語のカギとなるキュラソー!天海祐希の声も素晴らしい!

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今作を語る上で欠かせないのが、謎のオッドアイの女性・キュラソー。冒頭から安室ら公安警察と激しいバトルを展開。ビルから飛び降り奪った車でカーチェイスを繰り広げたり、観覧車では建物から落ちた元太を救うなど、ずば抜けた身体能力の持ち主でもあります。そのため、灰原やコナンからは黒ずくめの組織のNO.2ラムではないかと疑いの目を向けられますが、その正体は特殊な記憶力を持つラムの側近。彼女が盗んだノックリストがきっかけで世界中で諜報員が暗殺されることとなりました。

ゲスト声優として女優・天海祐希が起用されています。毎年、俳優・女優が作品の重要人物の声を担当しますが、どこか違和感が残るもの。しかし、元宝塚のトップとベテランの天海祐希の声は作品の雰囲気ともバッチリ。まるでレギュラーメンバーのような親近感を覚えます。

 

少年探偵団も大活躍!

いつもはコナンと共に日常の平凡な事件を解決するにとどまっている少年探偵団。特に危険な黒ずくめの組織が関わる事件には、コナンは彼らを近づけようとはしません。しかし、今作では、記憶喪失ではあるものの組織の一員と直接接触。彼女の記憶を取り戻すべく、アトラクションやゲームなどで楽しい時間を過ごします。

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物語の終盤では、少年探偵団は組織に襲撃され崩壊間近の観覧車に閉じ込められます。そんな中、記憶を取り戻したキュラソーは組織に戻ることを選びませんでした。深手を負いながらも自らの命を犠牲にして彼らを救うのです。探偵団の素朴な気持ちと行動が、彼女の心を変えたのです。少年探偵団の活躍がなければ、彼女は記憶を取り戻すことはなかったかもしれませんし、組織にノックリストが渡っていた恐れもありました。一番影で活躍していたのは少年探偵団だったかもしれませんね。

 

安室と赤井、2人のイケメンの活躍は必見!

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原作でも大人気である安室透と赤井秀一。同じ黒ずくめの組織を追いながらも、過去のある事件がきっかけで対立しています。今回も、キュラソーを公安とFBI、どちらが確保するのかで対立。巨大観覧車の上で肉弾戦を繰り広げる2人のイケメンの姿は必見です。また、最終的にコナンの仲介によって2人は一時和睦。3人で協力して黒ずくめの組織からの襲撃を防ぐシーンも見どころの一つです。

 

組織のNo.2ラムが初登場!

黒ずくめの組織のNo.2であるラム。これまで原作では、名前のみ登場しており、明確な姿や影は描かれていませんでした。しかし、今作ではキュラソーの回想シーンで、ラムの側近となったいきさつが。わずかな時間でしたが、変声機を通したような声でキュラソーと会話する様子が描かれました。相変わらず姿を見ることはできず、エンディングのキャストにも担当声優が記載されることもなく、謎に包まれたまま。しかし、初めてラム本人が直接登場したことは、今後の組織編の展開に大きな期待が持てることとなりました。

 

来年は服部平治が大活躍!?

毎年恒例のエンディング後の次回作予告。今回は、満月と紅葉の落葉が映し出され、「しのぶれど…ちゅうワケやな」という服部平治のセリフが流れました。服部と言えば、2003年公開で7作目となる『迷宮の十字路』。歴代の劇場版の中でも評価の高い作品で、来年も服部が活躍するとなると、その内容にも期待ができますね。

 

今後の展開は?

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今作のストーリーの中心は黒ずくめの組織でしたが、残念ながらキュラソーは死んでしまい、映画のみで完結。『漆黒の追跡者』と同様、原作に絡んでくる可能性は少ないでしょう。

 

原作では、安室が赤井に対して敵意を抱くきっかけとなった公安の潜入捜査官・スコッチの死や、ラムが関わったとされる17年前の羽田浩司の事件の真相など、黒ずくめの組織編の謎が少しずつ明かされています。

 

しかし、原作では見られなかった安室と赤井の協力や、これまで謎に包まれていたラムも登場するなど、組織編に繋がる要素もありました。今後の展開にも注目ですね。


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